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古民家大空間リビングの家

築75年、古民家平屋をリノベーション。大空間の吹き抜けリビング。

笠間市 Sさま邸

築78年の農家だった平家を全面改修。
ご家族の手持ちの家具に合わせた間取りや配置にし、収まりのいい家に。

塗り直した漆喰と松煙の白と黒のコントラストが映えます。

 

リビング東側作業中の様子。

段差のある縁側や正面の障子やドア、続き間の土壁が・・・

 

見事取り払われてフルフラット。正面には新たに壁を設置。

コレクションのミニカーを新設の壁面に組み込み飾り棚兼用に。

 

窓と障子ばかりだったリビング西側の作業中の様子。 

 

西の角に壁を設置し、耐震にも配慮。 

24畳の大空間リビングは、いつも家族が集まる場所。

照明はスポットライトとペンダントを併用。

 障子だった所にも壁を作りTVスペースにし、背面は収納に。
いずれ置くかもしれないお仏壇などの設置も想定してあります。

 

ちょっと寒々しい印象の建物東側のキッチンスペースは・・・

 

場所は変えずに天井傾斜に沿って小屋組を魅せ、ブリックタイルで今風に。

油汚れに強いブリックタイルはお掃除いらず。

 

作り付けの棚でキッチンと二分したダイニングスペース。
施主様が諦めていたテーブルの位置にあった柱も、
新たに梁を設置し構造を足し引きさせ、撤去。大変喜ばれました。

取り壊された学校でもらったという木製の引き戸の奥は
トイレと脱衣室・お風呂の水回りスペース。

 

 

夏はリビングとダイニング上、圧巻の7Mの吹き抜けに設置された
六畳用のエアコンとサーキュレーター、各二台で家中が冷房。

断熱材や二重サッシの威力で冬も夏も快適に過ごせます。

 

昔ながらの田の字畳ばかりの間取りを・・・

 

奥にあった8畳間2部屋を6畳間に変更し子ども室と衣装部屋に。

リビングとダイニングをつなぐ廊下を新設。

壁一面を本棚にすることで要望の図書スペースも兼ねています。

壁の少ない古民家はスイッチパネルやコンセントをつける考慮が入りますが
動線の中心にある本棚の横に厚みをつけて設置、難問解消。

 

玄関横の小部屋。大工さんの丁寧な仕事で天井の絶妙な凹凸がいい感じ。

インテリアでフレンチな感じになっています。

 

廊下の上にはロフト。

邪魔な梁を切断し、天井に新たな構造材を足し算。

 

ロフトからみるリビング。

美しい黒い小屋組と白い壁と天井・・・実は全部施主様の手作業。
限られた予算でなんとか理想を現実にしたいと最後までやり遂げられました!

 

 

大谷石のファイヤープレースに収まる薪ストーブはトラビス社のケープコッド。

40ツボの平屋がこれ一台で一番温度の低い場所でも13度。
土間玄関も寒さ知らず、全館ほぼ開け放しで生活されています。

ストーブ設置・火入れ式の様子はこちら→(エンフリー)さんのブログです。

 



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もちろんお電話でのご連絡もお待ちしております!!

 

家族構成:ご夫婦+子ども1人

設  計:佐藤 宏美

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