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美しいラインたち。阿字ヶ浦の家。その6:匠の技術!建具の仕様

玄関まで戻り、逆側へと進みます。
ちなみに、廊下部分の床板も、斜めにはってありますね。

玄関を反対側へ進む


一番奥に、もうひとつ和室があります。
入口から見るとこんな感じです。

奥の和室入口


中へ入って、障子側から振り返ると、こんな感じ。

奥の和室

照明が独特ですね。
アイアンの作家さん、松岡さんの作品だそうです。


この部屋の窓は、カドの部分が左右からつながっていて、
とても広く感じます。
まるで、昔の家の縁側のカドのようです。

でも実はこの窓、
カドにあたる部分に柱が無い仕様なので、
フルオープンになるんです!!

じゃん!!

和室の窓がフルオープン!

またまた沢山のレールですね!

障子が2枚、ガラス戸2枚、網戸が2枚、です。


各々の戸を受け止める柱がないため、
建具そのものの形状が、カドに収まるべく工夫されています!!

窓のカド1

窓のkado

双方向から歩み寄る建具そのもの同士が
支えあうカタチになります。
そのため、建具そのものが、斜め45度にカットされているのが、
上の写真で伝わりますでしょうか・・・?


この仕様を見事にピッタリと作るには、
相当の技術が必要だそうです。

今回、建具関係は、
「平成23年度 現代の名工」に選ばれた
地元那珂湊の「馬場先木工所」さんだそうです。

う〜〜ん!!素晴らしいです。


つづく

 

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