ルチンびとの取材の中で、
ご主人のこだわり、奥様のこだわりをはじめ、
建主様が「こうしたい」と願い、
そして、叶えた空間達を伺っていました。
全部引戸であることもそのひとつ。
そのほかには、
・リビングに1段あがる場所(小上がり)が欲しい、
・家族団らんの象徴!(笑)堀ごたつが欲しい、
・木に囲まれた感じが欲しいので、腰板にしたい!
・玄関は土間続きで家族用入口を設け、
広めの収納スペースを確保したい!
などなど、ほとんどの希望がきちんと盛り込まれていて、
「夢を叶えた」感じがとってもするなぁ、と思いました。
↑家族用玄関口には、
あがってすぐ引っ掛けられるコートハンガー、
たっぷりの収納の一番下には、土物野菜が箱に入っていました。
ライターさんが、最後に親方に大工さんについて伺いました。
親方曰く、
現在、30代の大工が多く、
彼らは、伝統工法の喜びを感じながら仕事をしてくれています。
今回の浜田の家の担当大工は、中島くんで、
彼も真面目で、家を建てるために生きている、というか、
趣味も家づくり(笑)
休みの日にも家づくりのことばっかり考えているんじゃないかな。
どの大工も、家をつくることが本当に大好きで、
家を良くつくろう、こういう工夫をしてみよう、と、
愛着をもって仕事に取り組んでくれています。
これは、伝統工法ならでは、手作りならではの愛着だと思います。
スピードとコストを重視するハウスメーカーさんの大工とは、
愛着の度合いは相当な差があると思っています。
確かに、現場を見ていていつも思うのですが、
表面に見えないところまで、細やかに仕事をしているのを
あちこちに感じます。
こちらは、玄関すぐにある和室です。
ここで、写真に撮るのは忘れてしまったのですが、
左手の押入れの中、内壁になる桐の板を抑える角材が、
ちゃんと面取り(カドをなめらかにする処理)がされていて、
設計士の玲子さんが
「ここまでやるなんて、さすが中島くんだよね!!」
と、話していました。
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