今回、この那珂湊の家の玄関は
農家の土間などによく使われていた
「三和土(たたき)仕上げ」がご指定でした。
↑三和土のアップ写真。
息子さんが小さい頃に遊んだべエゴマが記念に埋め込まれています。
コンクリートにはない、味わいがありますネ。
たたき、というのは、消石灰などの材料を
本当に叩くことによって、発熱するなどの化学反応を起こさせて
仕上げていくそうです。
これは、温度・湿度の調整が難しく、
職人の技術と経験が必要、とのこと。
今回も、福田建設がいつもお願いしている
塙左官さんが玄関の三和土を仕上げることになりましたが、
先代であるお父様が亡くなられて、間もないということもあり、
若い塙さんにとっては、初めてのことだったそうです。
そこで、住まい塾の都内でのお仕事を請け負っている
職人さんが来てくれて、
塙さんに、三和土仕上げを仕込んでくれたそうです。
「今回のこの経験のおかげで、
元を正せば、建主様が、
この地にこうして住まい塾の家を建てたい!
と思ってくれたことによって、
この三和土の技術がこうして、
また新しく職人に受け継がれたわけですね。」
藤倉さんが、そうおっしゃいました。
住まいのこと、家づくりというものを
とても大きく捉えていらっしゃるなぁ、と実感しました。
↑玄関の三和土
↑三和土(たたき)はそのまま外につながり、階段になっています。
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