あんなに辛いくらい暑かった夏も終わり
ようやく空が高くなって、心地よくなってきました。
随分朝夕も涼しいというより冷え込む感じになってきたので
自宅の南面の葦簀をようやく片付けたところ
「涼しくなったので葦簀を片付けました」と
旧知の建築家の先生からお手紙が届きました。
前にも書きましたが、家の中で日差しを遮る(30%)より
外側で遮る方(70%)が効果が高いので
夏に葦簀を窓に建てるのはとても有効なんです。
お手紙には、
「最近のプレハブ二階建ての新築のおうちには
とうとう軒もなくなってしまいました。
日本の高温多湿の気候には
深い軒は日差しを遮るだけでなく、
雨風から家を守ってくれますのにね」
「大きな風通しの良い窓は家の湿気を逃し
心地よさを提供してくれるのに
窓もどんどん小さくなりますね」
と嘆いておられました。
心地よく住める家は、気候風土にあった家ということかもしれませんね。