赤城山丸太ひさしの家
倉のようなシンプルで懐の深い赤城山丸太ひさしが映える家
笠間市
理想のイメージ「倉のような家」がそのままカタチになった外観。
シンプルですっとした立ち姿ですが、丸みのある塗り壁でほっこりと温かみのある家になりました。
こちらがひさし丸太。切り口部分の銅板には「火伏せの波の紋」があしらわれています。
階段吹き抜け。家の大事なものを守るのが倉。
そんなイメージから手すり部分につけたデザインは火伏せの「波とうさぎ」
一階リビングの畳の間が覗きます。
階段側には可愛いお尻を向けています。まあるい尻尾がうさぎの証。
こちらの鉄製の作品はいつもタッグを組んで仕事をしていただいている「アトリエ・トロッコ」ヒロシくんのもの。
うさぎの手すりの下にあるのは神棚。
下から見上げた吹き抜け部分。圧巻の丸太のままの大黒柱も赤城山から。
親方と切り出した後、皮むきなどの作業もご家族で参加。
その他にも施行中、何度も現場に足を運び、参加くださっていて
「完成するのは楽しみだけど、作業がなくなっちゃうのが寂しくなってしまいました。」
とおっしゃっていただけるほどでした。
「見て見て〜!こんなにおっきいだよぉ!」
雪見障子から入る光が美しい、大黒柱のある畳リビング。
スッキリ暮らせる作り付けの家具は「福田建設大工のお家芸」美しく収まっています。
テーブルの下は掘りごたつ。「家のどの場所もお気に入り!」とおすまししてくれてます。
リビングから階段スペースと玄関。
壁も天井も「海藻土」塗り壁で白く仕上げ、柔らかく明るい室内になっています。
リビングから見るダイニング・キッチン。
ちょっとした食事や夜の晩酌にも活躍しそうなカウンター。
キッチンの正面にTVスペース。お子さんとおしゃべりしながらも家事が進み、
奥の客間でのお昼寝も起きて来たらすぐにわかって安心です。
二階子ども室。張りをあらわしにして小屋裏の形がそのまま天井になっています。
ちょっとした屋根裏部屋気分でワクワクしてくる部屋になっています。
子ども室出入口正面。ここに合わせて作った引き戸のデザインが映えるシンメトリー。
杉板の引き戸が落ち着いた印象のベランダのある主寝室。
オープンにすると全ての部屋が繋がって家族も空気も「風通し」が良い家に。
こちらは二階の水廻りスペース。一階にはトイレのみ。
突然の来客や住宅街での人通りを気にせず、お風呂に入れるので
小さなお子さんと入浴するお母さんには最適です。
「茨城の住まいと暮らしかた」サイトで、「赤城山の丸太ひさしの家」が紹介されています。
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家族構成 : ご夫婦+子ども2人
設 計 : 鴨志田玲子建築設計室